WordPressインストール後 記事投稿前に行っておくべきおすすめ設定

はじめに

WordPressをインストールした後、記事投稿をはじめると思いますが、今回は記事投稿前にまず行ったほうがよいおすすめの設定とその方法を記録しておきます。

今回の設定は、《リビジョン機能の停止》と《自動保存の停止》になります。
この機能を無効化していない場合の及ぼす影響は、「WordPress 記事投稿で 記事もあまりないのにIDが謎に増えていく件」で述べているのでご参考ください。

リビジョン機能の無効化

リビジョンとは

WordPressのリビジョンシステムとは、各保存済み下書きまたは公開済み投稿の更新記録を保存します。
(参照)WordPress公式ドキュメント「リビジョン – リビジョン設定

リビジョン無効化の方法

経路:WordPressインストールディレクトリ > wp-confing.php

// リビジョン無効化
define('WP_POST_REVISIONS',false);

上記コードを追加。

自動保存の停止

自動保存とは

新規自動保存は、以前の自動保存投稿を上書きします。つまり60秒ごとにデータベーステーブルが肥大していくわけではない、ということです。
自動保存はすべての投稿とページに有効化されていますが、公開済みのコンテンツが自動で入れ替えられることはありません。自動保存コンテンツは特別な種類のリビジョンとして保存されますが、実際の投稿を上書きするわけではありません。
(参照)WordPress公式ドキュメント「リビジョン – 自動保存

つまりは、公開前記事の自動保存は上書き。公開後記事の自動保存は、別のリビジョンとして上書きではなく新規保存していくようです。

自動保存無効化の方法

経路:WordPress管理画面 > 外観 > テーマエディタ > 「function.php」

// 自動保存無効化
add_action('wp_print_scripts',
 function(){
    wp_deregister_script('autosave');
 });

上記コードを追加。

確認

確認は、まずブログが正常に稼働しているか確認すれば問題ありません。間違ったコードや、不正な場所に書き込んでいる場合、もれなくブログが動きませんので、その場合はもとに戻してもう一度チャレンジしてみてください。

また、更に詳しく確認する場合、phpMyAdminというツールを使用してデータベースの中を確認することになります。phpMyAdminはワードプレスが稼働しているサーバのコントロールパネルから起動できますが、データベースの中身を触ることになるので、誤って操作した場合最悪ブログが表示されなくなります。取り扱いには十分ご注意ください。

データベースを触ることに自信のない方やよくわからない方は、phpMyAdminでの確認は避けブログが正常に動いているかどうかのみのチェックで問題ないかと思います。

(参考)さくらサーバでのphpMyAdminの起動方法

経路:さくらのレンタルサーバ コントロールパネル > Webサイト/データ > データベース > 該当データベースの《phpMyAdminログイン》リンク

確認部分:
ワードプレスが使用しているテーブル > wp_posts テーブル > post_status の値
ワードプレスが使用しているテーブル > wp_posts テーブル > id の値

post_statusの値に「auto-draft」が無いことや、idの値が異常に増えていなければ正常に動作していると考えてよいかと思います。

作業は終了です。お疲れさまでした。