SoftBank光 ⇒ 楽天ひかり(1年間無料)乗り換え。手続き手順と事業者変更承諾番号発行、IPv6開通手続きエラー時の対処法。

SoftBank光⇒楽天ひかり乗り換えの経緯

現在スマホ端末で楽天モバイルを使用しております。ふと目にした「楽天ひかり 1年間無料」のコピーに惹かれ、ちょうどSoftBank光の契約更新期間と同じタイミングだったため乗り換えすることにしました。

楽天モバイルのスマホ回線を既にお持ちの方でも、今回スマホ回線を同時にお申込みの方でも、「楽天ひかり 1年間無料」は適応になります。詳しくはこちらでご確認ください ⇒ 楽天ひかりの公式サイトへ

SoftBank光が遅いとか、特に不満があったわけではなく、むしろ満足さえしていましたが、1ヶ月5000円弱の月額料金が1年間無料になるという楽天ひかりを見て、乗り換えすることにしました。

ベースであるNTTフレッツ回線は変更ないことを確認

それでも、乗り換えをして回線速度が遅くなったら困るため少し調べましたが、ベースである回線(NTTフレッツ回線)は変わらず、光コラボレーション事業者(プロバイダー)がSoftBankから楽天モバイルに変わるだけということで、速度的なものはおそらくそれほど大きくは変わらないだろうとの考えから乗り換えすることに決めました。
また、NTTフレッツ光回線が既にひいてあるので、ネット開通で一番面倒な立ち会い工事も今回は無しです。

乗り換え手続きの手順

SoftBank光にて「事業者変更承諾番号」の取得

まず、乗り換えには「事業者変更承諾番号」という番号を発行しなければいけないということで、携帯でいうとMNP(電話番号はそのままで他キャリアへ乗り換える)の際に発行するMNP予約番号ようなイメージかと思います。

SoftBank光の「事業者変更承諾番号」発行は、下記の窓口で電話のみで可能です。

SoftBank光 手続き窓口

0800-111-2009
受付時間:10:00 ~ 19:00

参考>SoftBank光:事業者変更承諾番号はどこで取得できますか?

こちらに電話をかけ、通常は引き止められるわけですが、
「『楽天ひかりの1年間無料』というプランにする」旨をそのまま伝えると、さすがにそれを超える材料がなかったのか引き止められることなく直ぐに番号発行手続きに進んでくださいました。

楽天ひかり申込画面へ

事業者変更承諾番号を取得したら、楽天ひかりの申込みを行います。

楽天ひかりの申し込みページへ

楽天ひかり申し込みから開通までの流れ

楽天ひかり 開通までの流れ

下記の表は、楽天ひかりを申し込んでから開通までの流れの中で受信するメールを時系列に沿って並べたものです。

楽天ひかり 開通までの流れ 受信メール
  • 2021/07/18
    [楽天ひかり]お申し込み完了のお知らせ

  • 2021/07/19
    【重要】楽天ひかりご利用開始日のお知らせ

    <利用開始日のお知らせ>が届きました。
    利用開始日は、1ヶ月後の2021/08/20

  • 2021/08/20
    楽天ひかり利用開始予定日

  • 2021/08/21
    【重要】<※必ずご確認ください>IPv6開通手続きエラーのお知らせ

    楽天ひかりの利用開始日を1日過ぎたところで、SoftBank光に接続できなくなる。
    それと同時に楽天ひかりから朝5時ころ「IPv6開通手続きエラー」のメールが届く。

    SoftBank光の「光BBユニット」を外して1日待つ

  • 2021/08/22
    【重要】<※必ずご確認ください>IPv6開通完了のお知らせ

    「IPv6開通完了のお知らせ」メールが届きネットに接続できるようになる。

楽天ひかりの申し込みが終わると、翌日に利用開始日が記されたメールが届きます。こちらのメールの利用開始日はとても重要な日になるので、メールが届いたらすぐ内容を読み、利用開始日をメモしておきます。

私の場合は、申込日のちょうど一ヶ月後が利用開始日となっていました。

フレッツ光回線の工事はSoftBank光の時代に済んでいるため、今回は立ち会い工事もなしなので気が楽です。

利用開始日にSotfBank光の光BBユニットを外しておくこと

申込みから1ヶ月が経ち、開通日もすっかり忘れていた頃、SoftBank光でネットに繋がらなくなりました。「あっ!」と思い出し、確認すると今日が利用開始日となっている日でした。

そんなことをしていた翌日早朝、IPv6開通ができなかった旨のメールが届きます。

弊社からNTT東日本・NTT西日本に対してIPv6開通手続きを行っておりますが、以下理由によりIPv6開通手続きができない状態になっております。

・他社(楽天ひかり以外)IPv6サービスをご契約中であるため
楽天ひかりでIPv6通信をご利用頂くには以下の手続きが必要となります。

・他社で契約中のIPv6サービスを解約する
解約については、お客様がIPv6サービスをご契約されているプロバイダー様へ問い合わせをお願いいたします。

※契約は解約されていても、IPv6サービスだけが解約されず残っていることがございます。
前回ご契約のプロバイダー様にIPv6サービスが解約されているか、ご確認をお願いします。
※NTT東日本・NTT西日本にて提供の「フレッツ・v6オプション」は対象外です。ご解約いただく必要はありません(「フレッツ・v6オプション」のみの解約はできません)。

他社で契約中のIPv6サービスが解約されましたら、弊社側で開通作業を自動で行います。
手続き完了後、弊社にご連絡をいただく必要はございません。
IPv6開通手続きが完了しましたら、お客様へメールでご案内いたします。

※IPv6開通手続きが未完了であっても、IPv4接続はご利用いただけます。
IPv4接続設定方法は、ご利用機器のマニュアルをご確認ください。

楽天ひかり「IPv6開通手続きエラーのお知らせ」メール抜粋

「事業者変更承諾番号発行」を発行した時点で、楽天ひかりの利用を開始すれば、同時にSoftBank光が自動的に解約になるということだったと思うので、エラーメールの内容を見て少し「?」になってしまいましたが、理由はすぐわかりました。

楽天ひかりから届いた「IPv6開通手続きのエラー」メール。これは、SoftBank光の「光BBユニット」を光回線に接続したままにしていたのが原因のようで、楽天ひかりの利用開始日にはSoftBank光で使用していた「光BBユニット」は外しておかなければいけなかったようです。

おそらく楽天ひかりの開通日はSoftBank光の方には伝わっていないはず。ということは、開通日に何かしらの信号なりが楽天ひかり側から送信されてきて、問題なければ開通。なにか問題があればエラーを返すようになっているのではないかと。今回は、SoftBank光の「光BBユニット」がまだ接続されていたことで、それを受け取った楽天ひかり側では「 他社でまだIPv6サービスが契約中ですよ 」という判断になった…という私の勝手な推測です。どなたかがSoftBank光へ問い合わせた際に、「光BBユニット」を取り付けたままにしておくと開通が遅れることがある…と言われたようなので、おそらくそのような感じだと思います。

開通手続きエラーのメールが来てからすぐに「光BBユニット」を取り外しておくと、翌日、開通完了のお知らせが届き無事に接続できるようになりました。

また、楽天ひかりの利用開始日の時点で既に楽天ひかりの開通はしているので、IPv4では接続できる状態です。あくまでIPv6での接続はできませんということですので、お間違えないよう。

ただ、少し分かりにくいですよね。SoftBank光側も、そのような処置をしないといけないことを言ってくれなければ、はじめての人は分かりません。マニュアルにも、エラーメールの中にも、「光BBユニット」を外して待つというような記述は見当たりませんでしたので、同様のエラーメールが届いた場合にはすぐに「光BBユニット」を外しておくように対処いただくとよいかと思います。

SoftBank光 ⇒ 楽天ひかりへ乗り換える場合の注意

IPv6で使用するには楽天ひかりの利用開始日にはSotfBank光の「光BBユニット」を光回線から外しておく
これをしないと、IPv6の開通ができません。注意!!

※ただし、IPv6の開通ができない状況でも、ルーター側でIPv4の設定を行えば接続可能です。しかし、ルーター設定を変更する必要があるため少し面倒ですので、そうならないためにも「光BBユニット」を外しておくのが良いかと思います。

接続には、必ずしもIPv6(クロスパス)ルーターが必要ではないが…

話が前後しますが、楽天ひかりに申し込みをしたら次はルーターを探します。SoftBank光では、「光BBユニット」というIPv6対応のルーターを貸してくれましたが、楽天ひかりはルーターを自分で用意しなければいけません。

参考> 楽天ひかりの公式サイト(楽天ひかりのIPv6(クロスパス)対応ルーター)

ただ、何が何でも新しいものを買わなければいけないというわけではないようです。

楽天ひかりでは、「IPv6(クロスパス)」「IPv6」「IPv4」規格のルーターのいずれかであれば接続できます。「IPv6(クロスパス)」対応のルーターであれば高速通信で最大限回線を活用することができます…、ということになっています。

ですので、今すぐに「IPv6(クロスパス)対応の高速通信が必要ないよ」とか「とりあえず繋がりしさえすればいい」という方は、既にルーターをお持ちであればおそらくそれでも接続できてしまいます。

しかし、その場合1点注意があり、古いルーターなどではIPv6の接続時に「IPv6パススルー機能」というものを使用して接続している場合があります。これは、ルーターを介さずパケットを通過させるもので、セキュリティー的に脆弱になってしまっている可能性がありますので、セキュリティー対策ソフトや何かしらの防御策を施すことが必須になります。

ルーターを購入するまでの一時的な使用などにとどめておくことが良いかも知れません。ちなみに、私の環境では現在クロスパス方式ではないIPv6ルーターを使用しておりますが、これでも十分速いです。(速度結果は後ほど)

このように、古いルーターでも使用はできますが難しくてよくわからないという方は、楽天ひかりで推奨されているIPv6(クロスパス)対応ルーターを購入するのが一番安全かと思います。

その他注意事項、困ったときは

  • 契約期間は2年間(24カ月)または3年間(36カ月)ごとの自動更新です。
    ※契約期間はキャンペーンにより異なります。
  • 契約期間内に解約をした場合、10,450円の契約解除料がかかります。

既に楽天ひかりを契約しており、契約期間、契約解除手数料などを確認したい場合は、 お客様サポート ページから「メンバーズステーション」へログインすれば確認できます。

また、各種設定方法やよくある質問などが「お客様サポート」ページに記載されているようなので、ご契約の前に一度目を通されておくのが安心かと思います。

ご契約後の方も、IPv6を利用するためのルーター設定方法、接続がつながらなかったときの対処方法などの記載があるようなので、困った際はこちらのページをご覧になると解決するかもしれません。

楽天ひかり公式サイト > お客様サポート

さいごに

申込みから開通までは比較的簡単だと思いますが、「光BBユニット」を外しておくということは私も気づきませんでしたので、もし該当する方はその部分だけ注意していただくと良いかと思います。

通信速度も、DAZNでF1中継やYouTubeで動画視聴などをしておりますが、遅いといったことはありませんし、いまのところ特に気になる問題もありません。体感ですがSoftBank光のときよりは、早くなっているような気がしており、無料だから速度も遅くて我慢しなければいけない…などといったことはなく、速度は通常通りのものが出ているようですので、非常に満足しています。

下記は現在の私の環境、
・楽天ひかり回線
・DELL XPS15 無線LAN接続(Killer Wireless-AC 1535 867Mbps 802.11ac)
・8年落ちのルーター(バッファロー WZR-1750DHP)
にてGoogleインターネットスピードテストサイトで速度計測した結果です。

楽天ひかり、無線LAN(Killer Wireless-AC 1535 867Mbps 802.11ac)

IPv6クロスパス対応のルーターにすれば、もう少し速度アップするのかもしれません…


楽天モバイル回線を既にお持ちの方、楽天モバイル回線を同時にお申し込みの方は、楽天ひかり1年無料キャンペーン期間中に契約してみるのはいかがでしょうか。