WordPressブロックエディタ(Gutenberg)の【入力が10倍楽!】な裏技、ショートカットとマークダウン

はじめに

WordPressのGutenbergブロックエディタで記事を書く時、まず段落ブロックの横の「+」ボタンを押し該当のブロックを選んで…とやっていますか?
それとも、「/」(スラッシュ)を入力して、マウスで該当のブロックを選んでいますか?

でも、「あれ、この辺にあったのに…」と項目がなかなか見つからない。
何度も何度もマウスで項目をスクロールするも、なかなか見つからない。
ようやく見つかった…。
そんなことが何度も何度も続くと、イライラも溜まってブロックエディタは嫌だ!となってしまいませんか?
私はそうでした。

が、そんな方に共有したい方法があります。
これを覚えてから、入力スピードは驚くほど早く、イライラもせず作業が楽になりました。

1回で全部は覚えられないと思いますので、必要なものを徐々に増やしていくのが良いかと思います。

今回は、ショートカットとマークダウンで文章入力が10倍楽になる方法です。
では、どうぞ。

Gutenberg(ブロックエディタ)のショートカットとマークダウン記法とは

WordPressのブロックエディタは便利なキーボードショートカット2種類と、文章入力が楽になるマークダウン記法に対応しています。

キーボードショートカットは、WordPressブロックエディタ「Gutenberg」独自のショートカット機能ですが、マークダウンの方は対応ツールがいくつもあります。

まず、ショートカットは「キーボードショートカット」と「スラッシュショートカット」の2種類があり、1つ目はワード・エクセルなどでもおなじみの通常のキーボードショートカットと言われるもの。
操作方法は、「Ctrl + C」などと特定のキーを複数同時に押して操作します。

2つ目は、ブロックエディタの段落ブロック内で「/」(スラッシュ)を入力し、該当の文字を入力するもの。
「/」を入力するだけでも候補は挙がってくるため、その中からポチポチ選択しても良いですが、バシッと一発で該当項目を選択したいという方は、下表の「/」+「英文字」を覚えておくととても便利です。

マークダウン(Markdown)記法とは
マークダウン記法のルールを覚えてしまえば、対応しているツールであれば同じ方法で記述できるため、覚えたことが無駄にならない便利な記法です。

操作方法

マークダウン(Markdown)記法

項目入力文字
見出しH2## + 「スペース」
見出しH3### + 「スペース」
見出しH4#### + 「スペース」
見出しH5##### + 「スペース」
見出しH6###### + 「スペース」

「/(スラッシュ)」ショートカット

項目入力文字(簡易)入力文字(完全)
スペーサー/sp/spacer
タイムライン/tim/timeline
リスト/li/list
カラム/col /columns
画像/i /image
引用/quo/quote
クエリーループ/que/query
区切り線/hr/hr
ボタン/but/button
テーブル/ta/table

「/」の後に数文字打ち込めば該当の項目が出ますので、必要な項目が出ていたら「Enter」ボタンで確定すれば該当のブロックが生成されます。

キーボードショートカット

項目割り当てキー(Windows)
全選択Ctrl + A
コピーCtrl + C
ペーストCtrl + V
ペースト(書式なし)Ctrl + Shift + V
もとに戻すCtrl + Z
太文字Ctrl + B
選択中のブロックの後ろに新たなブロックを追加Crt + Alt + Y
段落ブロック内改行(<br>改行) Shift + Enter
選択中のブロックを削除Shift + Alt + Z
キーボードショートカットの一覧表示 Shift + Alt + H
エディタスタイル(ビジュアルエディタ⇔コードエディタ)Ctrl + Shift + Alt + M
補足

基本

Ctrl + C(コピー)
Ctrl + V(ペースト)
Ctrl + A(全選択)

WordPressブロックエディタだけでなく、ほとんどのソフトで共通している基本的なショートカットキーアクション。

書式なしペースト

Ctrl + Shift + V(書式なしペースト)

Ctrl + Vで貼り付けてしまうと、先頭に「半角スペース」が入ってしまったり、「太字」になってしまったり、コピー元の装飾情報を引き継いで貼り付けしていまいます。それはそれで便利なのですが、プレーンテキストとして貼り付けしたい場合もあります。そんなときにはこちらでペーストすれば、書式なしのプレーンテキストでペーストできます。

改行

Enter(新たな段落へ改行)
Shift + Enter(<br>改行)

段落に文章を入力中「Enter」を押すと、次の段落からの入力モードに切り替わります。しかし、段落内で改行したいという場合もありますので、そのときは「Shift + Enter」で段落内改行、htmlでいうと<br>の改行になります。
はじめてブロックエディタで入力をする際に、これを全く知らずかなりイライラした記憶があります。

新たなブロックを追加

Crt + Alt + Y(新たなブロックを追加)

ブロックエディタで次のブロックに入力で移りたい時、マウスだと「+」を押下しますが、この「+」がなかなか表示されないことことがあります。そんな時、入力中のブロックにカーソルを置いておき、「Ctrl + Alt + Y」を押すと次のブロックが生成されます。上手く次のブロックが生成されない場合は、入力中のブロックの外枠を選択した状態で「Ctrl + Alt + Y」を押下すると、次のブロックが生成されます。

選択中のブロックを削除

Shift + Alt + Z(選択中のブロックを削除)

こちらはキーが多くて操作が大変なので、お使いのマウスのショートカットに割り当てておくのが便利です。「見出し」など、「Delete」キーでは削除できないブロックがあります。そんなときは、「Shift + Alt + Z」キーでブロックまるごと削除ができます。もし間違って削除してしまっても、「Ctrl + Z」でもとに戻りますので、この2つはセットで使うと便利です。

エディタスタイル切り替え

Ctrl + Shift + Alt + M(エディタスタイル切り替え)

こちらはキーが多くてキーボードでの操作が大変なので、お使いのマウスのショートカットに割り当てるのが便利です。
マウスの横ボタンに割り当てて、普段はビジュアルエディタで入力し必要な場合のみ⇔コードエディタに切り替え⇔サイドビジュアルエディタに戻すといった使い方がかなりはかどります。
※マウスのショートカット割り当ては、お使いのマウスのマニュアルをご覧ください。